2017年に開港150周年を迎える神戸港!復興したこの街に灯る神戸ルミナリエを見に行く

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思い出の観光地 神戸

 

 

現在の神戸港にあたる“大輪田の泊(おおわだのとまり)”は812年に平清盛によって整備され、江戸時代が終わりに近づく1868年に“神戸港”として開港されました。

 

 

人や物資が活発に行き交った長い歴史を経て、この神戸港も2017年には開港150周年を迎えます。

 

 

私にとって神戸という街は、もう何年も前ですが結婚前に夫とデートした思い出の観光地です。

 

 

飲み物のラムネやウスターソースなど、いろいろなものの“発祥の街”でもある神戸。センスがあっておしゃれな人が多い街、神戸。

 

 

異人館や中華街、そしてアーケード商店街などがあっていろいろな文化が混じり合い、界隈を歩けば歴史的な建築が異国情緒を漂わせ、何ともロマンティックな街、神戸。

 

 

神戸牛にコロッケ、洋菓子にパン、そして豚まん、美味しいものもたくさんあります。

 

 

神戸は、私にとって大好きな観光地のうちの1つでした。

 

 

しかし、あの未曽有の大震災が起きて以降は訪れたことはありませんでした。

 

 

震災が起きた直後に繰り返し報道された壊滅的な街の映像がショッキングで、被災された方々のお話しを聞いていると気の毒で涙が止まりませんでした。

 

 

あんな状態になってしまったあの街は元の状態に戻れるのだろうか、もう戻れないのではないか・・・まるで自分の思い出までが、悲しみで覆いつくされてしまったかのようでした。

 

 

それでも、神戸の街が徐々に復興へ向けて動き出していることをテレビのニュースで見るようになり、ある時“神戸ルミナリエ”というイベントが開催されていることを知ったのです。

 

 

そのイベントの趣旨を知り、もう一度神戸に行って今の神戸を見てみたい、このイベントに行きたいという気持ちになりました。

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神戸ルミナリエとは

 

 

1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の犠牲者への慰霊と鎮魂を込めた「送り火」として、また、神戸の復興・再生への夢と希望を託して、震災が起きた年の12月に初めて開催されました。

 

 

荘厳な光の芸術は、震災で打ちひしがれた神戸のまちと市民に大きな感動と勇気を与えました。以降も継続を望む声が多く寄せられ、毎年多くの支援を受けて途切れることなく開催されています。

 

 

震災から20年以上が経過した現在では震災の記憶を次世代に語り継ぐとともに、神戸の街と市民の“夢と希望”を象徴する行事でもあります。

 

 

(神戸ルミナリエ組織委員会オフィシャルホームページより)

 

 

神戸ルミナリエは旧外国人居留地と東遊園地が会場となり、12月の上旬から10日間開催されます。

 

 

巷でよく行われているクリスマスのイルミネーションのイベントとは意味合いが全く異なるものなのです。

 

 

震災後の神戸の街へ

 

 

12月は年末にかけて自分の仕事が忙しくなる時期で、なかなか神戸へ行くチャンスに恵まれませんでした。

 

 

今年こそ、今年こそと意気込んでも結局数年見送ることになり、やっとの思いでスケジュールを調整して旅行が実現、この時震災が起きてから既に10年以上が経っていました。

 

 

自宅を早朝に出て新幹線で新神戸まで行き、帰りは最終に近い新幹線で帰宅するという日帰りの強行軍でした。

 

 

何年ぶりかで訪れた神戸の街は、ほとんど元に戻っているように見えました。

 

 

場所によっては整地されたままの更地もありましたが、テレビのニュースで目にした悲惨な光景は見当たらず、ただ少し雰囲気が変わった場所はありました。

 

 

私がこの時に訪れた場所の中で唯一、震災直後の状態でそのまま残されていた場所がありました。

 

 

メリケン波止場の一角にある“神戸港震災メモリアルパーク”、震災を忘れないために敢えて手を加えず残されたこの場所ではさすがに胸を締め付けられました。

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素晴らしい光の芸術は一見の価値あり

 

 

いよいよ神戸ルミナリエへ。

 

 

JR元町駅前から一方通行で順路が決められ、それに沿って徒歩で会場のほうへ向かいます。

 

 

すでに多くの人たちが列を作って並んでいて、ルミナリエの点灯時間までに1時間近く待ちました。

 

 

日没が近づきあたりは少しずつ暗くなり始めていました、その瞬間、ルミナリエが点灯されました。

 

 

夕暮れの旧外国人居留地にそれは美しい光の回廊が現れ始め、周りからは一斉に歓声が上がりました。

 

 

温かみのある優しい灯りに灯された回廊の下を、人の波に押されながらゆっくりゆっくりと進んで行きます。

 

 

ふと見ると、写真を胸に抱いて、独り言か誰かに話しかけているのか、ゆっくり進んでいる人がいました。

 

 

そして別の場所では、混雑でイルミネーションがよく見えないのではと気を遣っているかのように写真を持った両腕を精一杯高く上げて、ずっとその姿勢で歩いている人もいました。

 

 

ルミナリエの終点に当たる場所、そこにはスパッリエーラ(光の壁)と呼ばれる壁に囲まれた空間があります。

 

 

私は無神論者ですが、仮に“天国”というものがあるとするなら、この時ばかりはこの空間が遥か空高くその場所までつながり、遺った家族や友人たちに会いに来るための道のようなものが存在しているような、目には見えませんが神秘的なものを感じました。

 

 

ルミナリエを開催する意味を強く噛みしめ、深く感動しました。

 

 

神戸ルミナリエは一見の価値ありです。

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街を離れる前に夜景を眺める

 

 

ルミナリエの会場である東遊園地のすぐそばに神戸市役所の1号館があります。

 

 

24階にある展望フロアが夜10時まで無料解放されており、そこからは神戸の街の夜景を眺めることができます。

 

 

美しい夜景を見ていると、「こんなに美しい街で本当にあの大震災が起こったのだろうか?」そんな思いがよぎりましたが、眼下に見える神戸ルミナリエの灯りが現実を教えてくれました。

 

 

私のようなよそ者が神戸の復興について軽々しく語ることは決してできませんが、ここまでの復興を支えたもの、それはこの街に暮らしこの街を愛する人たちの決してあきらめない熱意だったのではないでしょうか。

 

 

街は復興したかのように見えますが、被災して生き残った人々はきっと今でも悲しみを抱えて生きているのではないかと思います。

 

 

神戸の街の復興を直接見届けることができて安堵したと同時に、復興に携わった人たちや震災後も前を向いて生きている人たちの偉大さに感動した旅になりました。

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