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おいしいお茶を淹れましょう--急須のふたの穴は何のため
1.急須のふたにはなぜ穴があいているの?
お茶を入れる急須のふたには穴が開いていますよね?これは何のためかご存じですか?
以下の3択から答えてみてください。
a.ふたを作るときに、針金で通したあと。
b.熱い湯を入れたとき、ふたが持ち上がらないようにするため。
c.急須に空気を入れ、お茶を注ぎやすくするため。
ふたの穴を指でふさいで注ぐとどうなるか、考えてみるとすぐ分かりますね。もちろん答えはCです。お茶を注ぐときに必要な、空気の通り道です。
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2.急須のふたの穴の位置はどこが正しい?
実は、お茶を入れるとき、急須のふたの穴の位置はとても重要です。穴の位置が正しいところにあると、こぼすことなくお茶をスムーズに注ぐことができます。
正しくは、急須の注ぎ口側に合わせることです。注ぎ口側に穴をもってくることにより、穴から取り入れられた空気が茶葉を動かし、正しい対流がおこって、おいしいお茶を作ることができるそうです。
逆に、注ぎ口の反対側に穴がくるようにふたをすると、急須の中で空気がうまく流れず、茶葉とお湯がうまく回転せず、ふたのまわりからお湯がこぼれてしまうことがあります。
さらに、柄物の急須の場合は、ふたの穴がきちんと注ぎ口にくるようにすると、柄が合うようになっていますよ。チェックしてみてください。
3.おいしいお茶の淹れ方
さて、穴のひみつが分かったら、おいしいお茶を淹れてみましょう。まず、人数分の杯より少し多めに、お茶の葉を入れます。
その後お湯を注ぐのですが、おいしいお茶を淹れるためには、温める水の種類、お湯の温度がポイントとなります。それによってお茶のおいしさ(甘み・渋み等)が変わってくるからです。
まず、使用する水についてです。日本のお茶葉は、硬水だとうまく味が出ないようです。ミネラルウォーターを使用してお茶を淹れる際には、軟水の水を使用し、温めてお湯にします。
続いてお湯の温度は、一般的には、甘みを出したいときには低めの温度(50~60℃程度)のお湯を使い、ゆっくりとお湯を注いでいきます。かなり低い温度なので、寒い時などはぬるく感じてしまうほどです。
その場合は、はじめに低い温度のお湯を少量注いで2分ほど待ち茶葉をしめらせ、その後もう少し高い温度のお湯を入れるとよいでしょう。
煎茶は、もう少し高い温度(70~80℃程度)だとおいしく感じるようです。さらに、ほうじ茶・玄米茶などはもっと高めお湯で、さっとお湯を注いで淹れるのがいいそうですよ。
少しのポイントを押さえるだけで、おいしいお茶がいただけるんですね。
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