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綺麗でコワイ?ダイヤモンドのお話
1.この世で最も硬い物質・ダイヤモンド
透明で光をキラキラと反射させる美しい石、ダイヤモンド。女性のみならず、男性でもその美しさに一瞬目を奪われてしまいますよね。ところで、どうしてダイヤモンドってそんなに貴重なのでしょう?
ダイヤモンドは、地球の約200キロメートルほどの地下深くにできます。マントルの2000度という高温の中でギュッとものすごい気圧に押し縮められた炭素。
それもさまざまな条件が重なり合わないとできません。そうして出来たダイヤモンド、高温の岩石が噴き出すときでなければ地表には出てこれません。
そうしてキンバ―ライトという特定の岩石の中に混じって発見されるのです。出来る条件が非常に難しいのですね。
偶然がつくる、美しい産物なのです。しかも非常に硬い。
「あるものでひっかき傷を作る場合の傷つきにくさ」をはかるモース硬度計において、最大メモリである高度数10の基準でもあります。
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2.呪いのダイヤモンド?
持ち主が変わるたびに、数々の不幸を運んだとされるダイヤモンドがあります。
「ホープ・ダイヤモンド」、「コー・イ・ヌール」、「オルロフ」、「グレート・ムガール」。そのあまりの大きさと美しさに魅せられ、殺人による略奪などを経て、この宝石たちは所有者を転々としました。個人が持つには分不相応なもの、ということなのでしょうか。
現在は「ホープ・ダイヤモンド」はワシントンのスミソニアン博物館に寄贈され、「コー・イ・ヌール」はイギリスのロンドン塔に陳列、「オルロフ」はロシアのクレムリン宮殿で展示されています。
残念ながら「グレート・ムガール」の行方は分かってないのですが、一部の専門家の間では、「オルロフ」と「グレート・ムガール」は同一のダイヤモンドではないかと言われているそうです。
たくさんの人々に眺められる場所に落ち着いて初めて、その呪いはおさまったのでしょうか。あんなに美しいのに、ちょっとコワイですね。
3.ダイヤモンド惑星が存在する?!
ところで、なんと星全体がダイヤモンドで出来ているのではないか、と言われている惑星があるんです。それは「かに座55番星e」という惑星。
その惑星の約3分の1がダイヤモンドでできている!らしいのです。宝石の星なんて、素敵ですね。他にも、海王星や天王星、土星や木星の奥深くにもありそうだ、という研究者もいるそうです。
ちなみに鉛筆の黒い芯部分とダイヤモンドは、同じ炭素でできているんです。そう思ったら、何だか鉛筆もキラキラして見えませんか?
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