Sponsored Links

「はー」と「ふー」では、どうして温度が違うのか
温める時は、「はー」で、冷ます時は、「ふー」を使うのはなぜ?
だんだん寒さが厳しくなるこの時期、手が冷たくて困った時にどうやって温めますか?
手袋やカイロを持っていればいいですが、何もないという時、誰でも一度は試した事があると思います。それは手に自分の息を吹きかけて温める方法です。
小さい子どもが両手を口元に近づけて「は〜」としてる姿は本当に可愛いものですよね。確かに一瞬、手は温まりますが、あの暖かい空気はどうやって出てくるのでしょう。
熱いラーメンなどを食べる時に、ふーふーと息を吹きかけて冷まして食べますが、その時は冷たい空気が出ます。
では、どうして同じ体から出ている空気なのに「ふー」と」「はー」では温度が違うのでしょう。その違いについて調べてみました。
Sponsored Links
実験したデータがありました。納得の結果です
疑問に思っていた人は他にもいるんですね。
「日常の化学工学」のページによると、手の温度が32.3℃で、3センチ離れた位置から36℃の空気を当てる実験をしたデータがありました。
結果は36℃の空気を当てると、1.3℃上昇しました。次は細長い筒を通して同じ空気を当てると1.5℃下がっていました。
ですから、同じ温度の空気でも、手に触れるまでの条件で暖かったり、冷たかったり、温度の感じ方が変わるのです。
さらに、科学的にそのメカニズムを解説すると、「はー」の場合は手に空気が触れる面積が広いので緩やかに暖かい空気が流れるのに対して、「ふー」の場合は、狭い場所に空気がぶつかる為、手の周りに空気の渦が出来てしまい、外気の空気と混ざってしまうので冷えて感じてしまうのだそうです。
では、色んな条件で試してみよう。
「はー」は暖かいし、「ふー」は冷たい
でも、口の前で、ゆっくり「ふーー」と息を吹きかけてみると暖かいんです。
他にも色んな条件で試してみましたが、条件を満たす為に十分な空気を送り出せず、やはり可能なのは「は行」だけでした。
しかも、「ひ、へ、ほ」の口から出た空気が暖かいのか、冷たいのかは判定が難しかったです。
ですが、分かったことがあって、寒くて手を温めたい時は、口元を手の平で覆えば、吐いた空気が外気と混ざらない為、「ふー」でも「ほー」でも手が温まるということです。
何の得にもならない発見ですが、これからの季節、外で電車を待っている時などの時間潰しのネタにいかがでしょうか?普段、無意識にしている動作に注目してみるのも面白いですね。
Sponsored Links