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秋の木の実を楽しもう!
1.どんぐりって、食べられるんだ!
どんぐりは何もリスさんたちの食べ物ってわけじゃないんですよ。食べられないって思っている人が多いでしょうが、実は人間も食べられるんです。
ただし、どんぐりはブナ科の木の実の総称なので、結構種類があるのですが、どんな種類でもってわけではないです。
食するのに適しているのは、マテバシイやブナ、スダジイです。他は渋みが多いので、もし試されるのならこの3種類を。
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2.他にもあるの?食べられる木の実
ありますよ、結構な種類が。有名なのはイチジクやオニグルミですが、イチョウ(ぎんなん)、トチ、ハシバミ、カヤなど。
ハシバミは、日本では食べられる木の実としてあまり知られてないようですが、洋書の絵本などでよく登場します。
形はクリっぽいですが、ヘーゼルナッツのような味で、国によってはクリ拾いみたいに、子供たちがバスケットを持ってハシバミを拾いに森へお散歩に行くそうです。なんだか楽しそうですね。
他にも丸いイチゴみたいなヤマボウシ、きつねやくまが大好きなヤマブドウ、ブルーベリーみたいな味のクロマメノキなどがあります。
3.ではさっそくお料理!
ここでは、オドロキのどんぐり料理をご紹介!渋みのないマテバシイを使います。
まず、マテバシイは水をはったボウルにつけます。しばらくすると浮いてくる実がありますので、それは取り除きましょう。
浮いてくる実には虫が入っていたり、虫が食べたあとの実だったりしますので。そして、殻を割って中身を取り出します。
マテバシイをフライパンでよく炒って、お皿に取り出し、粗熱をとります。そのあと渋皮をとっていきます。軍手やゴム手袋などを使うとむきやすいですよ。
包丁で小さく切り刻んだら出来上がり!クッキーやホットケーキに混ぜてお料理してみましょう。あまりたくさん入れても美味しくはないので、ほどほどに。
子供さんとお山へドライブに行って拾ったどんぐりを、こうやって楽しんでみるのもいいですね。
ただし、自然の木の実には毒性のものもあります。間違えないようにしっかりと調べてから採取してください。その点、どんぐりは分かりやすいですね。
4.ところでどんぐりって、縄文人が食べてたって?
そうなんです。どんぐりを貯蔵していた遺跡が見つかっているんだそうですよ。縄文時代はまだ稲作などが始まっていないので、主食に使われていたようです。
アクを抜いたどんぐりを擦り石ですり潰しておかゆにしたり、動物の肉と一緒に混ぜて焼いたりしていたようです。
どんぐりは種類も多く、比較的簡単にたくさん採取できるので重宝していたのでしょうね。
ちなみにヤマブドウで果実酒も作っていた、ということも分かったそうです。縄文人、やりますね。アルコールの歴史は結構古いんですね。
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