ウズベキスタンの秘境、カラカルパクスタン共和国へ行ってきた!廃墟マニアにはたまらない

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舌を噛みそうな名前!カラカルパクスタンと消えゆくアラル海

 

 

カラカルパクスタンという地名をきいたことありますか?

 

 

中央アジアの旧ソ連、ウズベキスタン共和国内にある、自治国です。

 

 

カラカルパクスタンを知らなくても、アラル海を知っている人はいるのでは?

 

 

アラル海はウズベキスタンとカザフスタンの国境にまたがる海(正式には塩湖)で、世界で唯一消滅していっている海です。

 

 

海がなくなるなんて、地球温暖化が騒がれている今あり得ないと思いますが、本当にここ数十年でどんどん急激に面積が小さくなってしまったのです。

 

 

これは1940年代に始まった旧ソ連の「自然改造計画」という政策によるもので、運河を建設し、アラル海に流れ込むアムダリヤ川の水を綿花栽培の為、トルクメニスタンの方に流すようにしたからなのです。

 

 

水が流れ込まなくなれば、アラル海は干上がって面積は縮小、塩分濃度がどんどん高くなれば魚も住めなくなり、漁業で栄えた周辺地域も衰退、砂漠化が進み、渡り鳥も来なくなり、塩害により周辺住民にも健康被害が起こっているという地域です。

 

 

一晩で数十メートルも海岸線が衰退することもあったそうで、取り残された船がたくさん砂漠に放置されている、という話を聞き、自称廃墟マニアの私ははるばる訪れることにしました。

 

 

まず、カラカルパクスタン共和国の主都・ヌクスを目指す

 

 

ウズベキスタンには昔から行きたいと計画していました。

 

 

恐らく一般の旅行者は、首都のタシケントや、シルクロードの主要都市、サマルカンドやブハラを訪れる人が大半ではないかと思います。

 

 

でも私はまずタシケントから国内線で2時間あまり、カラカルパクスタン共和国の主都ヌクスへ。

 

 

ヌクスに近づくと、機内からは砂漠のような、でもちらほら植物も生えている、そんな干からびてそうな景色が見えて来ました。

 

 

ちなみに機体はかなり年季が入っており、ガタガタ。着陸寸前は滑走路のすぐ脇に民家もあり、ガタガタでみんな生きた心地がしなかったからか、無事着陸すると自然と拍手が巻き起こりました。

 

 

以前トルコでも拍手が起こったことがあったけど、ウズベク人はこんなとこもトルコ人と似てるなぁ。空港はかなりこじんまりした印象。

 

 

ヌクスには、私のウズベク人の同僚の、元クラスメイトのお兄さん、ジャムの家族が住んでいるということで紹介してもらい、彼がお出迎えしてくれました。

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ヌクスの街歩き

 

 

地球の歩き方でしか事前勉強をしなかったヌクスですが、ジャムがホテルを手配してくれていました。

 

 

一部屋40ドルと、ウズベクの物価からすると一人旅にはちょっと高いけど、彼らの貴重な外貨収入、外国人価格ということで仕方ない。

 

 

ジャムのお宅にも少し立ち寄らせてもらうと、素朴な家の作りやお手洗いに対して、最新式の大型フラットテレビとか、サウンドシステムとか、ちょっとアンバランスな立派な電化製品がどーんとあってびっくり。

 

 

ヌクスの人々も他のウズベク人同様、モスクワや韓国、ドバイなんかに出稼ぎに行ってこういうものを家族に購入してくるみたいです。

 

 

その後ヌクスの街を散策。ウズベキスタン国内とは言え、ここはカラカルパクスタン共和国。

 

 

街で見かけるカラカラパク人は美形で彫りの深いウズベク人よりもカザフ人よりで、顔立ちもカザフ人にそっくり。

 

 

つまり、日本人にもそっくりのモンゴロイドで親近感が沸きます。

 

 

そんなに見どころの多い街ではないけど、ローカルな市場にも連れて行ってもらい、カラカルパク人の生活が垣間見れました。

 

 

夕食もジャムの友人、カラカルパク政府のお役人さんと食事。

 

 

彼らの公用語はカラカルパク語とウズベク語と、あとは多くの人はロシア語も出来るけど、私はどれも出来ないのでこのお役人さんのお友達とあまり会話ができず残念でした。

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アラル海の沿岸でかつて栄えた街・モイナクへ

 

 

翌日は、朝からジャムのチャーターしてくれた車でモイナクへ。

 

 

途中の街の市場で両替もしつつ、3時間ほどのガタガタの道のりをドライバーさん飛ばす!とにかくカラカラです、カラカルパクじゃなくてカラカラパクじゃん!というくらい。

 

 

アラル海がなくなって緑が減って湿度も減ってしまったようです。

 

 

到着したモイナクの街は、寂れたとは言え、もっとゴーストタウン化してると思ったら、意外と人もいて、田舎の村、という感じ。

 

 

モイナクへ入って間も無く、昔アラル海だったという砂漠が目の前に開けた場所へ。今回の目的だった「船の墓場」が広がっていました。

 

 

階段を降りて、並べられている朽ちた船の内部に入ったりもできます。

 

 

この日は快晴で空はくっきり青。に対して、カラカラに渇き上がった砂漠と朽ち果てた船の残骸。その悲しさをさらに増長させるのが、海だった証となるカモメ達と、砂漠に落ちている貝殻。

 

 

なんとも言えない気持ちになります。これだけ大規模な環境破壊の負の遺産というのも、なかなかありません。

 

 

船の墓場だけでない、アラル海があった証

 

 

続いてドライバーさんが連れて行ってくれたのは空港の廃墟と缶詰工場の廃墟。

 

 

アラル海は旧ソ連有数の保養地だったらしく、モスクワからの路線もあったそうです。こんな寂れた村が、昔は空港もあるほど大きい街だったなんて。

 

 

缶詰加工工場も、かなり大規模なものでした。その昔はこの工場のすぐ脇が港だったそうです。ここで加工した缶詰を、ソ連各地に空輸していたんですね。

 

 

今は多くの人がロシアやタシケントなど各地に移住してしまったそうです。

 

 

モイナクで出会う人も女性や子どもが多かった気がするけど、男性陣は仕事のある都市部へ出稼ぎに行っているのかもしれません。

 

 

度々起こる砂嵐と飲料水による健康被害

 

 

モイナクでは、小規模な竜巻のような砂嵐が至る所で起こっていました。

 

 

元塩湖の湖底から巻き上がった砂は塩分が多く含まれていて、日常的に吸い込んでいる地元住民は健康被害が多発しているそうです。

 

 

また、水道水や井戸水にも有害物質がたくさん含まれているとか。

 

 

その後閉まっていることの多いという資料館がオープンしていたので寄ってもらい、遅めの昼食を取ってヌクスへ戻ることに。

 

 

ちなみに現存しているアラル海はかなり縮小され、モイナクから更に80キロほど離れているそうです。

 

 

行ってみたかったけど、砂漠なので4WDで泊まり込み覚悟で行かないといけないこと、途中故障して閉まった場合助けを求められないので、2台で行くのが望ましいことなどを聞き、今回は辞めました。

 

 

船、工場、空港と3つも廃墟を回れたことでかなりの達成感でしたしね。

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ウズベキスタンとカラカルパクスタンがおススメな理由

 

 

今回、カラカルパクスタンのメインに書きましたが、カラカルパクスタンも含めウズベキスタンはとてもお勧めな旅行先です!

 

 

何と言ってもまず、人が良い。ウズベク人もカラカルパク人もとてもフレンドリーで親日的です。

 

 

言葉が通じなくても、困っていると助けてくれようとするのが伝わってきます。美男美女も圧倒的に多いです。

 

 

そして、ウズベク料理は日本人の口に合う!食事でダメなものはありませんでした。

 

 

中央アジアの料理は辛くなく、日本人好みだと思います。果物もとても新鮮で美味しいです!桃とかサクランボにメロン、とにかく甘くて美味しい!物価もとっても安いです。

 

 

問題はゼロの数が多すぎる…100ドルを両替すると、片手で持てないくらい大量の札束でスムをもらうので、財布はもちろんポケットにも入りません。

 

 

支払いの際は数えるのに時間かかります。まだまだ発展途上の国なので、近代化してしまう前に是非訪れてみてはいかがでしょうか。

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