ドバイからオマーン飛び地へ!行き当たりばったり日帰り国境越え旅行

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ドバイとオマーンの位置関係

 

 

今でこそ知名度の定着したドバイは、アラブ首長国連邦にある首長国のうちの一つ。ちなみに、アラブ首長国連邦の首都はお隣のアブダビ首長国です。

 

 

アブダビ、ドバイの他にもシャールジャやラス・アル・カイマなど、計7つの首長国が集まってアラブ首長国連邦。その南東に位置するのがオマーン。

 

 

ドバイと比べると馴染みの薄い国ですが、首都・マスカットは伝統的なアラブの街並みや民族衣装で生活する人びと、でも道路は快適に整備され、岩山もあってダイビングもできて清潔でとても良いところなんです。

 

 

今回訪れたのはこのオマーンのメインパートではなく、アラブ首長国連邦の北東に位置するオマーンの「飛び地」ムサンダム半島です。

 

 

ホルムズ海峡に位置するこの半島は、イランとは60キロほどしか離れていないらしく、イランとの貿易船も行き来している歴史の古いエリア。

 

 

ちなみに日本人はオマーン入国時にビザを取得する必要がありますが、調べたところ、ドバイに空路で入国していれば、陸路で入国する際にオマーンのビザは必要ないとのこと。

 

 

へえー、じゃ行くしかない!てことで、行ってみることにしました。

 

 

ドバイの友人との無計画な計画

 

 

ドバイでは数年前に働いてたことがあり、今でも多くの友人や元同僚と繋がっていました。

 

 

今回数年ぶりにドバイを訪問し、友人と会う約束をしたのですが、主要な観光地はだいぶ行ったし、何しようか…と前日に話し合い、友人が車を持っていた為提案したのがこの「日帰り飛び地ツアー」でした。

 

 

彼は驚いてました。日帰りで別の国に行って帰ってくる?パスポートにスタンプが増える?!面白そうじゃん!と。

 

 

ちなみに彼はキルギス人で、キルギスとドバイ以外を知らないそう。急遽決まったので、全くの無計画、カーナビがないので地図だけはチェックして、いざ向かいます。

 

 

ちなみにドバイに居た頃、日帰り社員旅行で、ハッタという街には2度ほど訪れたことがあります。

 

 

ここはアラブ首長国連邦・ドバイ内なのですが、複雑に国境が入り組んでおり、砂漠を直線でドライブすると、途中オマーンを抜けないといけません。

 

 

つまり、往路にオマーンに入国してちょっと走ったらまたオマーンを出国してアラブ首長国連邦に再入国、復路ももう一度オマーンを入国・出国して通過という、片道2時間のハッタに行くために、1日に4回も国境を通らないといけません。

 

 

その時はドバイ在住者のIDを保持して居たので、パスポート要らずでしたが…。

 

 

いざ、飛び地に向けて出発

 

 

取り合えず午前中にドバイを出発。地図で見たところ何にもなさそうなので、途中の大型スーパーでお昼になりそうなものやお菓子を買い込みます。

 

 

ちなみにドバイを出て国境までは、いくつもの別の首長国を通過してます。

 

 

ドバイのお隣のシャールジャ、そしてウム・アル・カイワイン、そしてラス・アル・ハイマ、フジャイラ…この首長国も、オマーン同様飛び地があったりして、シャールジャの向こうにまたドバイがあったり(社員旅行で行ったハッタは、ちなみにドバイの飛び地)、ラス・アル・ハイマもあっちにもこっちにもあったり。本当ややこしい…。

 

 

あ、オマーンの飛び地の中にもう一回アラブ首長国連邦の飛び地があるとかも聞いたことありますが、ややこしすぎるので割愛します。

 

 

で、高速をぶっ飛ばして2時間ほどでフジャイラまで来ると、流石に端まで来たんだなぁ、という気がします。国境まではもうちょっと!

 

 

実はここで友人の顔が急に青ざめて来て居たんですが、まだことの重大さに気づいて居ませんでした。しかし、「ごめん、オマーン行けないかもしれない」とぼそっと言われて始めて「え!」嫌な予感。

 

 

とにかく事情を説明してもらうと、どうやら車検証をど忘れしてしまった、車検証がないと国境を通過できないというのです。

 

 

確かに、盗難車などの規制にとても厳しい土地柄、車検証なしですんなり通過出来るとは思えません。そこで私が出した答えは…「じゃ、車は国境に置いて、歩いて通過しよう!」

 

 

友人仰天、でも面白うそうじゃん!てことで、やってみることにしました。オマーン側にバスかタクシーがあれば乗ればいいし、なければ諦めて引き返す。

 

 

行って見ないとわからない!とか話しているうちに国境に到着です。

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ドキドキの国境通過

 

 

国境にはたくさんの車がおり、まず駐車場に停めて手続きを終え、通過の列に並び直しているようでした。

 

 

私たちは車がなく身軽なので、手続きで少し待った後は、長ーい車の列を横目に、隣のゲートからまずはアラブ首長国連邦を徒歩で出国。続いて、オマーン側のゲートを入国!

 

 

私は日本パスポート(信用が高い)、そして友人はドバイのIDがあるので、比較的スムーズに入国できました。やったー!オマーン入国!

 

 

カッコいいアラビア語のスタンプも押してもらえた!と、ここからが問題です。これからどうしようか。

 

 

キョロキョロと辺りを見回したところ、ごつごつの渇いた岩山の中腹にあるこの国境、マジで何にもありません。せめてアラブ首長国連邦側は立派な建物があったけど、オマーン側は両替所とかもなし。

 

 

えーと、タクシーもバスもない、ちなみに人っ子ひとり居ません。こりゃ、ヒッチハイクか、諦めて戻るかだな…。と、友人が小さな「国境警察」らしき小屋を発見。行って見ました。

 

 

タクシー呼んでもらえたりするかも?ここですでに気づいたのが、アラブ首長国連邦側のドバイやアブダビは、何でもアラビア語と英語の2ヶ国語表記だったのに対し、オマーン側はアラビア語オンリー!

 

 

ドバイで英語で生活してるうちらには読めません!恐る恐る小屋の中の方に声をかけると、やっぱり、アラビア語だー!

 

 

そんな中でも、片言の英語が出来る方がいらしたので、街まで日帰りで行きたい旨を告げるとなんと!信じられない答えが返って来たのです。

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オマーン人の優しさに触れた1日

 

 

その強面の警察官は、なんと、「じゃ、行きたいとこまで送ってってあげるよ!」と言うではありませんか。耳を疑いました。え、仕事中では?いいんですか?

 

 

こちらが答えるより先に、もう車の方へ向かってるし!私も男性の友人と一緒だし、相手は警察官だし、危なくなさそうなのでお言葉に甘えてしまおうか。

 

 

しかしこんな用心するなんて失礼なほど、とても親切な方でした。30分ほどの道すがら、ここは俺の親戚の家だとか、ここらで唯一の街だとか、景色のいい高台の撮影スポットで写真を撮ってくれたり…で、私たちのリクエストのビーチにて降ろしてもらったのでした。

 

 

「また帰るときこの番号に連絡ちょうだい、迎えに来るから」と言い残して、警察官は元来た道を戻って行きました。カッコいい!惚れてまう!

 

 

1-2時間ほど誰も居ない、水の透き通る贅沢なビーチを独占した後、例の警察官に電話しました。すると「今立て込んでてすぐに行けない。でも、俺の従兄弟が代わりに行くから」なんて親切な。

 

 

まもなく警察官の従兄弟と名乗る若者2人が、ビーチに来てくれました。英語は通じないけど、にこにこして優しそう。

 

 

無事国境まで送り届けてくれ、友人と相談して、いくらかのお心付けを渡そうとすると、頑なに受け取ってくれませんでした。

 

 

シュクラン、シュクランジャズィーラン!と、知ってる限りのアラビア語でお礼を言い、お別れ。

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まとめ

 

 

行き当たりばったりのオマーン飛び地でしたが、だからこそ地元の人の暖かさに触れる、とても良い日帰り旅行となりました。

 

 

ちなみに調べると、私たちが行ったのはディッバという街で、国境に一番近い街。

 

 

もっと奥まで行くとハッサブという観光客が訪れる街があり、地形も中東のフィヨルドと言われるほど美しいようです。アラブ首長国連邦側から日帰りクルーズで訪れるのも良いですね。

 

 

また、今回はアラブ首長国連邦の東海岸側に行ったので、対岸はもうイランです。西側のドバイやアブダビと比べると気温が10度くらい低く、とても過ごしやすかったです。

 

 

ちなみにこの日のドバイの気温45度、オマーン国境はたったの35度でした(笑) 。オマーンの首都へ行く場合も、ドバイから車で片道4時間、飛行機だと45分ほどです。

 

 

ドバイに行く機会があれば、是非アラブらしさの残るお隣オマーンもオススメです!

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